男性神アマテル

西暦2024年になりました。

1月1日から3日までを日本では正月としてお祝いします。

ホツマツタヱにはアマテルカミ誕生は当時の暦で1月1日。

「初日ほのほの 出ずるとき」・・日の出と共に生まれたとか。

誕生を祝って3日間はきっとお祝いのお祭りをしたことでしょう。

古事記や日本書紀に基づいて描かれる絵画の天照大御神は

当然女性のお姿をされているので、そのイメージは強いですよね。

でも、ホツマツタヱでは男性として登場します。

父はイサナギ、母はイサナミ。

富士山のふもとの宮で生まれ育ちます。

(記紀には富士山の記述がないのが不思議です)

17歳からは、日高見の祖父・トヨケの元で帝王教育を授けられます。

伊勢外宮に祀られている「豊受大神」も女神とされており

天照の食事係のようなイメージですが、

実は母イサナミの父、第五代タカミムスビであるトヨケ(豊受神)のことです。

アマテルカミは、正室セオリツヒメ以外に、12人の妃をお持ちでした。


近世までは、天照大神=男性としてとらえていた方もいました。

江戸時代の僧、円空が彫った天照大神の像は男性で、名古屋市内や岐阜県下で

数多く発見されているそうです。

また、思想家・荻生徂徠、伊勢外宮の神職・度会延経なども、

「太陽は本来陽であり、陰であるはずがない」として、

陽ー男性、陰ー女性の法則に合わないと考えていました。

度会延経が「男神」の根拠として注目したのは、

平安後期に編まれた書物の中。

伊勢大神宮に奉る天照大神のご装束がみな男帝の装束である、という

記述があったからだとか。


昨年から様々な出来事が起きていますが、

「実は秘されていたこと」「隠されていたこと」が

表面に出てきていますね。

ホツマツタヱを多くの方が知ることによって、

今まで信じていた「常識」がくつがえされる、

そんな時代が始まっています。


参考:『秘められた日本古代史・ホツマツタヘ」松本善之助著